中学１年生宿泊研修，第２隊最終日の様子をご報告いたします．
最終日は06：30に起床．眠そうな生徒が多い朝です（笑）
まずは，箱根カルデラの中央火口丘（カルデラの中央）に向かい，大涌谷の噴火口を見学します．第１隊同様箱根ジオパークミュージアムの学芸員の方から解説をうけました．
日本では2008年より，地球科学的な価値を持つ大地の遺産を保全し，教育や観光に生かすことを目的にジオパークが認定・登録されてきました．この博物館でも生徒に箱根ジオパークの意義を伝えることに賛同いただき，各クラス，計８回の解説を行っていただきました．昨日の丹那盆地同様，現地の方のご協力で生徒は学びを深められています．
大涌谷ではあいにくの曇り．噴火口は濃霧で観察ができませんでしたが，生徒は博物館の展示に見入っていました．事前学習でみた「ブラタモリ」のパネル展も開催されており，生徒は親しみを持って展示を見学していました．将来，どこかへ出かけた際も，こうした学問的関心を持ち続けてもらいたいと思います．

＜学芸員の方から解説を聞く生徒＞

＜ブラタモリパネル展を見学する生徒＞

昼食は，「鈴廣かまぼこの里」でとりました．小田原の文化と食事を体験し，お土産にかまぼこを購入する生徒もみられました．お土産を買うことだけでなく，生徒はなぜそれがお土産（名物）となっているか，説明できたでしょうか．お土産話つきのお土産を購入できる生徒が一人でも増えることを願うばかりです．

＜かまぼこの里での昼食＞
最後は小田原城です．天守閣や常盤木門，歴史見聞館の展示を見学しました．最終日の最後のプログラムでも，歴史的な展示を真剣に興味を持って見学できる生徒の視線は頼もしい限りです．

＜小田原城歴史見聞館で見学する生徒＞

16：00過ぎに学校に到着．翌日からは夏休みに入るため，諸連絡をうけて解散となりました．

＜解散時のあいさつの様子＞
海城中学校に入学してはじめての宿泊研修は無事終了しました．この３日間にお世話になった方々に感謝するとともに，現地で学んだり指導された集団生活の基本をきちんと２学期に活かしていってもらいたいと思います．また，今回のプログラムは，地域の諸要素を多面的に捉えるものでしたが，この後待っている夏休みにどこかへ出かけた際も，今回体験した地域の見方や考え方を活用してもらいたいと思います．

＜６月から掲示をしていた箱根に関する地図・資料＞